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2008年6月22日 (日)

思い出の場所

1年半ぶりの更新です。

昨日、元嫁との思い出の場所へ行ってきました。岩手・宮城内陸地震から1週間。ニュースでは流れないから、きっと大丈夫なんだろうけれど、気になって仕方ないので、自分の目で確かめ、大切な人へ会うために、行くことにしました。

場所は、宮城県鳴子町(現・大崎市)の、リゾートパーク・オニコウベ、その中にあるペンションの1つです。ここは、元嫁と初めて旅行をした15年前の夏、一緒に泊まった宿であると同時に、プロポーズの返事をもらうことができた、思い出の場所です。そして、その4年後の冬には、(ほぼ間違いないと思うけれど、)長男を授かった大切な夜を過ごしました。お互いの両親を連れて行ったこともあるので、毎年のように、5〜6回は泊まりに行っていました。でも、子どもができてからは、遠方すぎてなかなか行けず、記憶が正しければ、次男が1歳になった2002年の夏に泊まったのが最後だったと思います。テレキャビンの山頂駅の横で催されていた、カブトムシのイベントを家族で見に行きました。

あれから6年。地震で建物は壊れなかっただろうか、オーナー夫妻は元気だろうか、そんな思いを胸に、近所のケーキ屋さんで手土産のお菓子を買って、宮城県を目指しました。ところが....

思い出のペンションは、雑草が生い茂り、扉が閉まっていました。そして、屋根の色が焦げ茶色から青緑色に変わっていました。そういえば、最後に泊まったとき、オーナーの体調が思わしくないので、ハイシーズンしかお客さんを泊めないようにした、と言っていたから、今は別のところに住んでいるのかな....? そんなふうに考える間もなく、通りがかりのオバサンから声を掛けられました。


「ここに用事があるの?」

「はい。何度も泊まりにきていたんですけど、暫く来られなくて....」

「ここは、もう何年も前からやってないわよ。建物は売りに出てる。」

「えっ? そうなんですか。」

「もう4〜5年前になるかしら。2年ほど前に屋根を塗り替えたから、またやるのかと思ったんだけど、それっきり。不動産屋がたまに見に来るくらい。オーナーもお子さん達も、誰も来ていないわ。」


家を出るとき、もしかしたら....と思って、覚悟はしてきたつもりだったけれど、現実を見ると、やっぱり辛かった。目の前には、思い出の部屋が見える。でも、中には入れない。当然、手土産も渡せない。

「流行り廃りがあるからね....」

と言ったこのオバサン、実は、すぐ隣のペンションのオーナーだった。どうりで事情に詳しい訳だ。


このブログで、固有名詞を出すのはどうかと思ったけれど....

この思い出のペンション、「ポーラーベア」のオーナーの熊谷さん夫妻は、今どこに居るのだろう?

隣のペンションのオーナーというオバサンに聞いても、埼玉あたりに住む息子さんのところへ行ったのでは? という程度しか知らないという。僕も、息子さんは1度だけ、手伝いに来ている姿を見かけたような気がするが、記憶がほとんど無い。
娘さん2人とは、お泊まりした時に何度かお話したことがあり、特に妹さんは、初めて泊まった時はまだ20歳前後で(高校生だったかな?)、初々しい姿で手伝っていたのを良く覚えている。その後、古川市の消防に勤める方と結婚されて、僕が最後に泊まった時は、オーナーが電話をしたのか、わざわざペンションに来てくれて、元嫁と3人で、夜中まで子育ての話で盛り上がり、とても楽しかった。お互いに、そういう歳になりましたねぇ、と。名前は確か、恵美子さんだったと思うけど、自信が無い。
飼い犬のリュウは、初めて泊まった時には既に成犬だった。吠えることなく、いつもおとなしそうに、ラウンジでくつろいでいた。最後に泊まった時には、確か15歳になっていた。黒毛の一部が白くなり、足腰も弱ってきているようで、見るからに老犬だった。リュウに会えるのは、これが最後かも....と、涙をこらえながらペンションを後にした6年前。まさか、オーナーにも会えなくなるとは....

どなたか、連絡先を知っていたら、教えてください。オーナーでも、奥さんでも、古川に住む娘さんでも良いです。披露宴の仲人をお願いしようかと思ったほど、僕にとっては大切な人です。


いま、ネットでちょっと検索してみたら.... オーナーの熊谷さんは、横須賀学院のご卒業みたいです。同窓会の活動報告の中に、こんなものがありました。確かに、この人です。
http://www.yokosukagakuin.ac.jp/dousoukai/yg-dousoukai7.html

このペンションは、この先どうなるのだろう? もし、僕が離婚していなかったら、元嫁と二人で後を継ぎたい、と言っていたと思う。二人の思い出の場所だから。でも、今の僕に、それはできない。どうか、良い買い手が見つかりますように。

Polerbear

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コメント

こんばんは!夜遅くにスミマセン。mail読みました。 私がmailでも登場していたペンションの娘、英美子です!正直 嬉しく思いました。心配して頂き有難うございましたm(__)m。父も母も元気です! mailでも読みましたが、隣のペンションの人が言った事は全て嘘です。母も私も姉も、松崎さんの事は良く覚えています。姉にmailの事を話して読み聞かせたところ、連絡してみようと言う事になりmailしました。 わざわざペンションにまで足を運んで頂いたのに会う事が出来ず本当にスミマセンでした。そして心配して頂き有難うございましたm(__)m

投稿: 伊藤英美子 | 2009年6月21日 (日) 23時18分

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